The Fog of War
半休を取って映画を見に行ったみや~んです。(←イタイやつ…。)
「The Fog of War: Eleven Lessons from the life of Robert S. McNamara」という2003年公開の映画。(日本では2004年9月に公開。)
UNHCRが主催した難民映画祭の一環としてドイツ文化センターで7月23日に再び上映されました。
映画の内容はロバート・マクナマラがインタビューに答える形式で、インタビュー内容時期のニュースやら政府が撮影した昔の映像が出てくる感じ。
マクナマラな80歳を過ぎてもとっても元気で意見もしっかりしてる。さすが「冷酷」と異名を取った人ですね…。
2時間を越える映画でしたが、とてもおもしろくてあっという間に終わってしまいました。個人的にケネディ&ジョンソン政権時代の米国外交に興味を持っているからでしょうかね。以前ブログにも書いたハルバースタム著の「ベスト&ブライテスト」もこの政権時代に焦点を絞った本です。
「ベトナム戦争の責任が誰かにあるとすればそれは誰ですか?」という質問に、マクナマラは「大統領だ。」と間髪入れずに応えていました。しかし多くの歴史家や国際政治学者はマクナマラにあると考えています。
マクナマラは統計と合理性に頼りすぎ、ベトナムの人々がなぜあそこまで戦うのかを読みきれませんでした。また彼は混迷深めるベトナムの現実ではなく、ジョンソンが望むような助言しかしなかったのです。(彼が現実を伝えたときにはすでに時遅く、さらにジョンソンとの仲は悪化、最終的には国防長官をやめることになります。しかし、ジョンソンはケネディが選んだホワイトハウス高官を最初から信用していませんでした。マクナマラの苦労は当初から報われるはずもありませんでした。)
個人的な感想ですが、マクナマラは非常に有能な実務家ではありましたが、大局を見据えるリーダー的資質を持っていなかった気がします。国防長官などの高官ポストにいる人たちは、大統領が聞きたくない事実をも伝えなければならないのです。なぜなら彼らが仕えているのは大統領ではなく国民だからです。
国防長官を辞した後、彼は世銀の総裁を10年以上続けます。なぜなんでしょう?映画ではこの点に触れていませんでしたが、僕はそれがとても気になります。
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